佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2020年09月

 岩首集落には、ぞうりやわらじ作りの名人がいらっしゃいます。
夏前の話になりますが、島内の女性2名に布ぞうり作りを体験していただきました。もちろん教えるのは、岩首集落の名人のおばあさんです。
 一般的には「ぞうり」は「稲わら」を編んで作りますが、「布ぞうり」では稲わらの代わりに「木綿の布」などを使います。布でできているため、洗うこともでき、夏には素足ではくと気持ちがよいので、最近愛用する人が少しずつ増えてきているとか。ぞうりをはくと足の指をしっかり使って歩けるので健康にもよさそうです。 また、身近にある布や古着を再利用できるので、一般的な家庭でも取り組みやすいという長所もあります。思い出のこもった服を新たな違う道具として生まれ変わらせ、それを再び身に付けられるという楽しさもあります。
 ぞうりは、足を使って編んだり、「編み台」という専用の器具を使って編んだりと人によって作り方が様々ですが、今回は、足を使って編んでいただきました。
布ぞうり1 (1)ぞうりを自分で作るなんて難しそう…と最初はそう思いがちです。
確かにコツをつかむまでは少し難しく感じますが、慣れてしまえばスイスイと編むことができます。
わからないところは、おばあさんが手取り足取り教えてくれました。
おばあさんは手を動かしながら口も滑らかに動いていきます。
「おばあさんの手は魔法の手ですね!」と生徒さんが驚いていました。

おばあさんは「子供の頃から作っているからね」とおしゃべりしながらスイスイと編み上げていきます。

生徒さんは、おばあさんの無駄のない手の動きに見入っていました。

布ぞうり1 (2)

布ぞうり1 (3)最後の鼻緒やかかとの部分はきれいに作るのは難しいので、おばあさんに手伝ってもらい、なんとか完成しました。いろいろなお話を聞きながらゆったりと取り組んでもらったので、1日がかりの仕事となりました。おふたりとも今回の体験をとても楽しんでいただいたようで、

「家でも作ってみます!」
と言って、編み方がわかりにくい「つま先」部分をいくつも編んで持ち帰っていました。

おばあさんは、「わざわざ岩首まで、ぞうりを習いにくるなんて」と苦笑いしますが、いつも快く対応してくださいます。

「80歳を過ぎたし、私が教えられることは何でも教えるよ。こうやって新しい人との出会いがあるのも楽しいね」と訪れた人を笑顔にします。

布ぞうり1 (4)
 一昔前まではぞうりやわらじは必需品でした。これらをつくりあげる「手仕事」は、生活に根差した技術として代々受け継がれていました。しかし、生活様式の変化とともにその必要性が薄れ、技を伝えられる人が少なくなっています。里山で暮らす豊かな知恵や技術の伝承が途絶えつつあることは、とても残念なことです。

 一方で、近頃はこういった民芸品の価値が見直されてきています。今回のようにぞうりの編み方を知りたいと言ってくれる人が出て来ていることは嬉しいことです。
私も、少しずつ岩首のみなさんが持つ知恵や技術を学び、伝えられるようになりたいと思っています。そして、いつの日かおばあさんと一緒に布ぞうり教室を開催して、多くの人に魅力を伝えていければいいなと思っています。

今回ご紹介するのは佐渡島北部の大佐渡山脈にある『大佐渡石名天然杉遊歩道』です。

有名な観光地ですので聞いたことのある方もいらっしゃると思いますが、私は今回始めて行ってきました。

9月に入り少しは気温も落ち着いたかと思いきや、まだ真夏かと思うほどの気温でした。

 

大佐渡石名天然杉までは和木からのルートと石名からのルートがありますが、今回は私の住む高千からということで石名ルートで向かいます。

(石名側からのルートは7月に落石のため通行止めとなっていましたが、8月半ばに規制解除となっています)

佐渡一周線を高千から大野亀方面へ向かい、石名川付近で「大佐渡石名天然杉まで10km」

という看板が立っています。

そこから石名和木線へと入り、ところどころ細い道路を20分ほど進むと遊歩道入口付近に駐車場があります。

 

日頃の運動不足を痛感しながら800mほどある遊歩道を約一時間かけて一周してきました。

標高が910mということで木陰に入ると涼しいですが、快晴だったのもあり汗が流れていきます。

 

象牙杉 胸高周囲9.6m 樹高18m

 象牙杉

四天王杉 胸高周囲12.6m 樹高21m

 四天王杉


大黒杉 胸高周囲3.5m 樹高19m

 大黒杉


家族杉 胸高周囲6.3m 樹高16m

 家族杉

羽衣杉 胸高周囲6.2m 樹高18m

羽衣杉
 

こちらの5本の杉の名前については平成22年に公募をおこない名称が決定されたとのことです。
いずれも年月を重ねてきた風格があり、近くで見ると圧倒される迫力です。

 

そして遊歩道出口からドンデン縦走路へ入る辺りの展望台で持ってきた麦茶を飲みながら一休み。

あいにく少し霞んでいたため粟島は見えませんでしたが、大野亀を見ることができました。

展望台からの風景
 

こちらの遊歩道は整備がされているとはいえ登山道を通ったり自然の中を歩きます。
私の行った日も足元が滑ることがあったりアブやハチが結構いましたので、登山靴や長袖長ズボンは必要だと感じました。

新潟県のホームページに有る注意事項を確認していただき、安全に注意しつつ楽しんで下さい。

新潟県大佐渡石名天然杉遊歩道紹介ページ

たかちもんて会というのは高千地区の農林水産業の担い手で構成された活動団体です。
活動内容は主に地域イベントの開催や他県イベントへの参加、高千地区で取れた食材の販売やPR等を実施しています。

以前から活動していることのひとつとして『四季の便り』があります。
こちらはたかちもんて会のホームページより申し込みしていただいた会員の皆様に年3回、高千産の食材をお届けするというものです。

今年の第一回発送となる夏の便を8月に発送いたしましたので紹介します。
DSC_1934


今年は25組の申込みがありましたのでもんて会メンバーで梱包・発送を行いました。
今回の内容は高千で採れたサザエ・地域の方が潜って採ってきたもずくです。

DSC_1930

ちょうど梱包中にもんて会メンバーの方の漁船が帰港され、美味しそうなイカが採れたということで急遽採れたてのイカをおまけとしてお送りすることに(発送までの時間がなく画像は撮り忘れてしまいました)
地域の方の、高千の美味しいものを紹介したい・食べてもらいたいという気持ちで始まったこの『四季の便り』
次回は秋の便として高千産新米やおけさ柿などをお送りする予定です。

高千産のコシヒカリは『たかち美人』と言う名前で出されていますが、こちらの紹介はまた次回。
ちなみに、『たかち美人』は佐渡市ふるさと納税のお礼品として、今年からたかちもんて会より登録させていただきました。
登録サイトはさとふる様となりますので、気になる方はさとふる様のHPより『たかち美人』で検索してみて下さい。
たかち美人商品画像(サンプル)

たかちもんて会HPはこちら

さとふる様HPはこちら

今年の夏は、各種イベントが中止となり、寂しい思いをしていた子どもたち…。
「子どもの元気は地域の元気プロジェクト」では、そんな子どもたちに少しでも楽しんでもらおうと、地元松ヶ崎・岩首地区の親子を対象に、zoomを使ったオンラインでの料理教室を開催しました。

教室

作ったのは、地元松ヶ崎の食材を使ったメニュー。身近にある食材の魅力を、地元のみなさんに再発見してもらいたい!という思いもありました。「タラとイカの米粉ピザ」と「あんぽ柿と米粉クリームのデザート」の2品です。

ピザ

デザート

実は、このメニューを考案し、今回の講師も務めてくださったのは、松ヶ崎在住のママ。そしてこのママさん、かつて島内の有名菓子店で菓子職人をしていた方なんです。さすが「佐渡の宝は”人”」、こんなすぐ身近に凄腕の人材が! レシピ執筆、材料の準備、当日の進行など、ほぼ全てを担って頂きました。

IMG_2911

あらかじめ参加者を募集し、全員が同じ材料を使って進められるように準備しました。材料のうち、イカ・タラ・あんぽ柿は松ヶ崎産、米粉は佐渡産です。

材料

あんぽ

参加してくれたのは、松ヶ崎小中学校・多田保育園に通う親子など、総勢26人!
子どもでも料理できるよう、講師のママさんが手順を工夫して下さったこともあり、子どもたち、ほとんど親の手助けナシで、講師のママさんに「この固さでいいですかー」「もうちょっとゆっくりやって」「できたよー」などと呼びかけたり、兄弟で協力し合ったりし、みんなが大成功の出来ばえ。

最後は、画面越しにみんなで「いただきます」をし、ワイワイおしゃべりしながら頂きました!

いただきます

今回、協力隊員として着任して以来、初めてイベントを企画してみたのですが、私がやったことといえば、「やってみたい!」って言い出しっぺになっただけ。あとはもう、講師のママさんや子どもたちの「楽しもう」というパワー、それを陰で支えた保護者のみなさんの協力で、どんどん進んでいった感じです。今後もまだまだオンラインの可能性を探っていく状況が続きそうですし、また新たなイベントも企画してみたいと思います!


まとめ(良かったこと):
・コロナ禍でガマンの続く中、子どもたちがみんなで交流して楽しめた
・地元食材の魅力を、地元の方たち自身が再発見できた
・地元の方が活躍できる場を作れた


※以下にレシピを公開しますので、みなさんも是非作ってみてください♬
(手に入りにくい食材は、別のものを代用してアレンジしてみてくださいね)

ピザレシピ


デザートレシピ

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